ちょっと真面目な話の続き・・・

mayupop2007-07-23

少し前の日記に、痴漢冤罪のことを書きました。※この日記です
「左手の証明」という本を読み始めたからです。
 

そしたら先週の火曜日、この本の著者小澤実さんから、
POP!宛に直々にメッセージを頂いてしまいました


もう、うれしいやら、恥ずかしいやら、びっくりやら・・・
ありがとうございました。



(こんなことなら、もっとちゃんと書いておくんだったぁ〜




そして、昨日この本を読み終えました
小澤さんより頂いたメッセージに、「感想を書いていただければ・・・」と、
ありましたので、おこがましくもmayuの思ったことを書いてみます。





やはり、周防正行監督の「それでもボクはやっていない」は、
この本の中の、痴漢冤罪をかけられてしまった男性をモデルにしているようです。



(小澤さんは何度も傍聴席でメモを取る監督を御覧になったそうです)



また、mayuが偶然見たのも、この人の話でした。
その時TVで見た写真が、本の中にあったからです。



この本を読んで思ったことは、警察という組織の怖さです。



この男性が受けた痴漢冤罪についていうと、


(手の)付着物検査を忘れていた」


(取調べ室で)男の人の全身写真を、一眼レフとインスタントカメラ2つで
撮影したもかかわらず、裁判の時に証拠として提出された写真は、
インスタントカメラで撮った写真だけで、一眼レフの写真は現像すらされてなかった」



「警察が行った再現実験が、その場(痴漢が行われたとする)の条件と違う」


など、とても真剣に捜査をしているとは思えない事実。


そして、きちんと捜査がされていないにもかかわらず、
男性が痴漢行為を行ったものと決めつけた言動・態度。



結果、男性は第一審で有罪となってしまいました。



mayuが痴漢の疑いをかけられる可能性は、今後まずないと思います。
でもそれ以外の犯罪なら、容疑者と間違われて、
逮捕されてしまう可能性がないとは言えません。


男の人なら、普通の日常において、痴漢に間違われて逮捕されるということが
明日にでも起こるかもしれません。




その時、事件を担当した警察官(警察署)次第で、
無実が証明されるか、冤罪となるか決まってしまうことがあるという怖さです。



この男性は裁判によって、2年半もの貴重の時間を拘束されてしまいました。
本人だけでなく、家族も肉体的・精神的苦痛を味わい、それは今もまだ癒えていません。




でも、この家族が戦ったことで、今色々な形で痴漢冤罪というものが
メディアに発信されています。


このことが、一人でも多くの警察関係者の目に触れ、
今後の捜査のあり方や冤罪が及ぼす大きな損傷を考えてくれればと思います。